第18回 利尻島一周悠遊覧人G その1 礼文島
『利尻島一周悠遊覧人G』という大会に行ってきました。
読み方 = りしりとういっしゅうゆ〜ゆ〜らんにんぐ
53.67kmのウルトラマラソンです。
JogNoteのリンクさんの参加日記を読んで興味をそそられ参加、それ以来毎年参加していて今回で5回目の参加となりました。
この大会、リピート率がとても高く6-7割ぐらいの方がリピートでは?とも言われています。
実際、毎年「昨年もいらっしゃいましたよね?」って方が沢山来ていて同窓会的な感覚もある大会です。
最大でも600人程度ととても小規模なんですが、アットホーム感が強く「みんなナカーマ!」的なゴキゲンな大会。
正直、利尻島一周を走るというのは結構タフなレースでアップダウンもきつく、制限が10時間だからと舐めてかかるとエラい目に遭います。レース中はほぼほぼ強い風との闘いになり、運が悪ければずっと向かい風なんていうことも。
風の強い大会だからなのだと思いますが、このレースを10回完走すると「利尻の風人(かざびと)」という称号が与えられ、達成者には「利尻の風人」Tシャツと記念楯が授与されます。サロマ湖100kmウルトラマラソンの「サロマンブルー」のような制度ですね。もちろん私も風人を目指しております。
この大会の魅力を一言で顕すと「人」です。
島の人、運営の人、ランの人
皆が ぐわんぐわん と入り混じって、とても温かい気持ちになれる。
不思議な大会。
特に前夜祭と完走祭に出ないと、この大会の良いところの半分も楽しめていないと思われます。前夜祭にも普通に酒が並びます(笑)
いーんですよ、利尻だから。
つまり、この大会はウルトラマラソンの大会の名を借りたランナーの「お祭り」なんです。
参加すればわかります。飲んでナンボなのだ。
あまり沢山紹介してしまうと、ファーストインプレッションが薄れてしまうのではないかと思いますのでこの程度で大会の紹介はやめておきますね。
まだ行ったことのないそこの ア・ナ・タ !
いやーフルマラソンも大変なのに50kmなんて…などという「はんかくさい」ことを言ってないでポチリなさい!
さて、それでは前日の行動から。
土曜の深夜0時に自宅を車で出発。
ターミナルにて東京からお越しの25¢さんと合流。
彼とは第一回大雪山ウルトラトレイルでスタート行きのバスで隣になった時からのご縁で、昨年もこの大会にエントリーしましたが、前日のフェリー全て欠航というトラブルに見舞われ(当然私も巻き込まれました)、翌日無事に島には渡ったものの、制限時間内(大会側の配慮で4時間遅れてのスタートが許されましたが、制限時間が6時間に短縮)ゴールが出来ませんでした(私もダメ)。
よって今回はリベンジなわけです。
そんな25¢さんと乗船。
海は時化ており、昨年の欠航を思い出しましたが何とか出港。
乗ったフェリーは礼文島の香深港(かふかこう、かぶかこう)行き。
嫌な予感的中で揺れまくり!
船が縦に揺れ(ピッチングというのかな?)船首が波とぶつかり激しい飛沫が上がる。
お互いに船酔いが深刻化しつつあり無口になる。
リバースには至らず、なんとか礼文島へ到着した。
礼文島へ渡った目的
実はこの日、礼文島では「フラワーマラソン」という10kmと5kmのマラソン大会があり、数年前に私はそれにも参加して利尻を走るという、利尻常連参加者達と同じ行動をとってみたことがありましたが、今回以上の時化でゲロゲーロな状態で島に着き、最悪な体調のまま10km走り、酷い目に遭った。
なので今回は私の一存でランはパス。
桃岩展望台を目指し、トレッキングを楽しむことに。
天候はあいにくの曇り空で、何度かパラパラと雨も落ちてきた。
そして強風。
フェリー乗り場から反時計回りに約11kmの道のりでした。
もっとイージーに考えていたんだけど、アップダウンもそれなりにあり、結構脚を使いました。
奥に見えているのが桃岩
なるほど見た目通りのネーミング。
道中の写真はあまりありません。
いきなり到着。風が強くて髪が…(笑)
花のトレイルは気持ちよく歩けました。
ヒャッホー出来そうな下りも。
トレイルを終えた先に「北のカナリアパーク」がありました。
映画「北のカナリアたち」のセットで作られた建物が、そのまま公園として整備され、建物とともに残っています。晴れていればこの角度から背後に利尻山が見えるらしいですが、この日は生憎ガスっていて全く見えませんでした。
なので、小百合ちゃんに挨拶をして帰ってきました。
フェリーターミナル前の「お食事処花文(かもん)」さんで昼食
フェリーの時間が迫っているのですぐ出来るという「生岩海苔ラーメン・塩」
美味しゅうございました♪
フェリーに乗船後、お約束のカンパイです。
やっぱり北海道はクラシックですな♪
その2へ続く
p.s. ああ、書き忘れましたが本Blogでは肖像権は認められません(^^)/