大雪 旭岳 SEA TO SUMMIT(8月18〜19日開催)
この大会は主にアウトドアメーカーのモンベルが手がけているイベントです。
全国各地12ヶ所で開催されており、各地方の自治体と連携して開催されています。
北海道では 写真の町 東川町で開催されています。
私たちファミリー(自分・妻・ワンコ)は今回で4回目の参加となりました。
この大会の説明にはこのような記載があります。
海で発生した水蒸気が、雨や雪となって山に降り、川となって森や里を潤し、再び海へと還ってゆく…。
「SEA TO SUMMIT(シー トゥー サミット)」は、人力のみで海(カヤック)から里(自転車)、そして山頂(登山)へと進む中で、自然の循環に思いを巡らせ、かけがえのない自然について考えようという環境スポーツイベントです。
大雪 旭岳大会では忠別湖というダム湖でカヤックを操り、そこから北海道最高峰の旭岳の麓までバイク(自転車)でヒルクライム。そして旭岳山頂までの登山となります。
この大会の良い所は、3つのアクティビティを全て一人でやっても良いし、数人のチームで参加して、それぞれが得意あるいはやりたいアクティビティで楽しむことができます。もちろん、チーム戦でも全員が全てのアクティビティに加わってもOK。
一応タイム計測はあるものの順位はつけず、自然の中で楽しもう というスタンスです。
この大会、モンベル(mont-bell)の創業者であり、現在は会長を務める辰野勇氏も毎年訪れて自らアクティビティにも参加されています。会長でありながらとてもフレンドリーなお人柄で、毎回楽しませていただいております。社員の方達はとても気を遣っておられるようですが(笑)
この大会は手ぶらでも参加できるのがまた素晴らしいんです。
登山用の装備だけ揃えれば、カヤックと自転車はレンタル可能。
これら全てモンベルで販売しているものなので出来ることなんでしょうね。
あまり知られてませんが、モンベルの自転車、結構カッコイイですよ〜
性能は所有したことが無いのでわかりかねますが
我々ファミリーはカヤックをもっていないのでレンタルで臨みます。
本当は組み立て式のカヤックが欲しいのですが、なかなか良いお値段なので…
ちなみに欲しいのはこんなやつですね。うーん、欲しいっ。
大会は一日目に開会式と環境シンポジウムとして、自然に関するパネルディスカッションなどが行われます。今年は山岳ガイドさん達の写真を中心にお話しがありまして、興味深かった。
特に旭岳の姿見駅からドローンで撮影した写真は、初めて見る角度ということもあり目を引きました。
一昨年は豪雨のため大会が中止になりましたが、その時のゲストであった河口恭吾さんが急遽ライブをやってくれて、辰野会長が自慢の笛でセッションするなど、このシンポジウムは毎回楽しみな内容です♪
ちなみに前夜祭などと称したお酒を酌み交わすパーティー的なものはございません。あしからず。我々ファミリーは毎年、東川町の道の駅で車中泊して地元の居酒屋さんで美味いモノをいただくのが楽しみとなっています。今年は以前から気になっていた「居酒屋りしり 」さんへと思っていたんですが、あいにく予約でいっぱいで入れませんでした。かなり人気のお店なのですね…
っというわけで毎年お邪魔している「笹寿し」さんへ。
こちらも大変美味しいお店なのです。すぐ隣に新店舗を新築されていて、来月からそちらの開店準備のためお休みするそうで、開いてて良かった。
〆で食べたいかオクラご飯が最高でした。
ほかには刺身、いかげそ揚げ、かんぱち炙り、海老レンコンはさみ揚げなどなどでお腹いっぱい大満足。
2日目はいよいよアクティビティの日
あいにくの曇り空で雨もパラパラと落ちてきました。
寝不足のミクはねぼけ顔。
辰野会長の開会宣言でスタート!
最初のカヤックはミクも乗船し、チームキャプテンとして指示を出します(実際にはただ座ってるだけですが)。
初めて参加した時は妻と呼吸が合わずパドリングもメチャクチャで全く上手く進めませんでしたが、回を重ねるごとに上達し、毎回最下位に近い感じでゴールしてたのが、今年は何艘かを抜いて進む快進撃。これまでで最高のタイムでゴールできました。
必死すぎて写真一枚も撮れてません(笑)
ミクはパドリングの度にかかる水飛沫にビビり、寒さで震えまくっておりましたが、カヤックの真ん中にチョボンと座っている姿が可愛いのか、周りの艇から「カワイイ〜」と言われてご満悦。
次のバイクでのヒルクライムは毎年妻の担当です。
自転車と登山はミクが参加できない(登山は可能なのですが、この大会では途中の姿見駅までロープウェイを使うため、犬は乗れないのです。乗れるようにしてほしい!)ので、どちらか一人の担当になるのですが、何故か妻が毎年行っています。まぁどっちかっていうと自分は登山の方が良いのでありがたいのですがね。
順位はつかないとはいえ、やはり前に人がいると抜きたくなります。
雨足が強くなる中、妻は5人ほどを抜いてゴール。
でかした!
さて、登山は自分の出番ですが、この大会のルールとして「走ってはいけない」となっています。ウズウズしますが、旭岳は一般の登山客も大勢いますからトレランはほぼ出来ないと思っていた方がいいですね。
ロープウェイの終点「姿見駅」から登山スタート!
ところが、スタート地点のチェックポイントで「天候不良により7合目でゴールとなります」という残念なお知らせ。
うーん、そうかそうか…
今年は大雪山ウルトラトレイルでも山岳エリアへ行けなかったしついてないなぁ。
まぁしかし、登れるだけいいか。7合目まで楽しもう。
いや、楽しめる景色もガスっていて全く見えないからなぁ…
ならばルールの中で最大限のスピードを出して登るのみだ。
ゴリゴリと登りの鬼となり、ゴール直前には20分前のロープウェイでついたと思われる人々をかわしてゴール。全体の15番目でゴールできました(何度も言うけど順位による表彰などは無い)。
計測はゴール地点で終了。下山行動は各自自由なので閉会式までに麓へ戻っていれば良く、時間が大幅に余っていたので山頂まで行くことも出来たんですが、何か問題を起こしたら大会側に迷惑がかかると思い自重しました。
すぐに下山するのも暇すぎるので、姿見の池周辺を散歩。
まだお花は所々咲いてましたが、チングルマはすでに放射状になってました。あの白い可愛い花がこんな形になるなんて初めて見たときはビックリしたものです。
下山中に狐に睨まれました。
中々鋭い眼光ですが、襲ってくるような感じではなかった。
食べ物をあげようとしていたファミリーがいたのでやんわりと注意しときましたが、登山道のド真ん中に堂々と現れるということは…餌付けされてしまってるのかもなぁ…
下山後、温泉に入って汗を流したら具合が悪くなってしまい、目眩と頭痛。
閉会式は妻に出てもらって、ミクと車で寝てた。
お楽しみの抽選会では1等のモンベルポイント5万円分が当たるはずでしたが、大雪の写真集、そしてなんだか結構凄いものが当たりました!
この商品、知らなかったのですが なかなか凄いものっぽいです。
後日、試してみます。
ファミリーでもソロでもお子さん連れでも犬連れでも楽しめる大会です。
体力レベル的にも自転車以外は小学生でもいけると思います。
全体の参加者数も100人程度とイイ感じのユルさがあり、楽しいです♪
是非、来年如何でしょうか!?
来年は、北海道でもう一つ、SEA TO SUMMITが開催される予定です。
今年モンベルショップ小清水店がオープンしたのを機に、小清水・網走エリアで開催の予定だそうです。スケジュールが合えば参加したいなぁ。