憧れの地へ その1(OCC)
あまりにも書き残したいことが多いので2017年に参戦したOCCレース記を数回に分けて備忘録的に残したいと思います。
※ なおこの記事はJogNoteに書いたものに加筆修正を加えた焼き直しです。しかもJogNoteでは未だ完結しておりません(^_^;) レースのレギュレーションなどは2017年以降変わっている部分もあると思いますので最新の情報を公式サイトで得てください。
UTMBの参戦記は検索で沢山ヒットすると思いますが、渡仏前に調べたOCCの(日本語による)レースレポは数件しかヒットしませんでしたので参考になれば…と思い書き記します。
参戦決定までの経緯
2016年某日、JogNote繋がりの洋岳会さん曰く。
「ポイントが溜まったのでUTMBの抽選へ申し込む」
『それなら僕も応援について行きます!』と半分冗談で宣言。
いやホントにこの頃は8割ぐらい冗談でした。
でも、もし…どうせ行くなら何か出たいなと思うように。
自分が持っているITRAのポイントは8。
よって出られるレースはCCC(101km)・TDS(119km)・OCC(55km)の三つ。
CCCはとても人気のあるカテゴリーだけど、自分の実力ではかなりギリギリの闘いを強いられる予感がしたので、OCCの抽選へエントリーした。日程的にもOCCの次の日がUTMBのスタートなので、応援という本来の目的も果たせる。
『二人とも当たったら行こう!』という暗黙の約束がなされ月日は過ぎた。
抽選結果発表の日、僕はコンビニでカップラーメンを手に取って『いややっぱり今日は焼き弁だな』などと考えていたところiPhoneに着信。洋岳会さんからだった。
「二人とも出られるぞ!!!!!!!」
僕は何かしらの音で叫んだ。
周りの客の注目を集めてしまったので、一旦カップ麺を棚に戻し外に出た。
旅の計画
さて、決まってしまったのだ。
先ずはどうやって行くかを考えなければならない。
予算的なこともとても重要だ。
シャモニーという土地名を知っているだけで、実はそこがフランスなのかスイスなのかイタリアなのかさえも知らなかった。
手っ取り早いのはUTMBに特化したツアーに参加すること。
いくつか候補を絞り予算の検討をしているうちに、この内容なら個人手配で行った方が安く上がるなという考えに至った。そこで洋岳会さんに相談すると「レースに集中したいので」と即答でNGを喰らう。
うーん、まぁそうだよね…行ったこと無いのに変に自信満々な自分でした(笑)
個人手配旅、ちょっと自信があったのですが…
っというわけで、折角行くのだから1日は観光に充てたいということで日程をアレンジしてもらい、まるっと丸投げツアーに決まりました。
※ 後にこのツアーを選んだのが大正解の選択であったと思えたので結果オーライ!
北海道の端っこからの全ての交通費、ホテル、ツアー代ざっくり計算すると一人30万円也
僕はお金持ちじゃ無いですからね、捻り出すのは一苦労です。
丁度、ハセツネだのサロマ100kmだののエントリー費入金も重なり台所事情は火の車。一部秘密の預金を崩したりして何とか工面しました。
旅のお小遣いは…出発までに貯めよう…
さてあとは…仕事をどうするのか考えねばなるまい。
日程を決めてから休めるかどうかを考えるというのは順番が逆な気もするけれど、この時点から仕事の段取りを逆算して決めていった。
この辺りは自営業で良かったと思える点で、比較的暇な時期ということもあり何とかなるか…と思っていた矢先、出発1週間前に大口の仕事が入り、納期スケジュールがとてもタイトで帰国翌日から徹夜作業を強いられるという事態に。
もし帰りの飛行機が欠航になり帰国が翌日にズレ込んだらアウトというリスクを抱えながらの出発となったのであります。
あ〜、集中できないわ コレ(笑)